さつきの偏り語り

とある書店員の好きな本を適当に呟くブログです。

紅霞後宮物語~小玉伝

どうも、さつきです。

アカン……。本当、週末はバタバタします。

それと、もう一つ更新できなかった理由が。

 

というのも、ずっと、これを読んでいたのです。

 

◆「紅霞後宮物語~小玉伝」

漫画/栗美あい 原作/雪村花菜 

プリンセスコミックス/秋田書店

 

 

紅霞後宮物語~小玉伝~(一) (プリンセスコミックス) [ 雪村花菜 ]

 

 

◆あらすじ

不世出の軍人と謳われる女将軍・関小玉は
かつての相棒にして現・大宸国皇帝である文林の懇願を受け、
ある日突然、後宮の頂点である皇后となるが――!?

規格外女傑、いざ女の戦場に出陣!!
人皇后の型破りシンデレラストーリー、開幕!!!

amazonより 

 

◆感想

 

もうね。好き💕

正直なところ、あんまり後宮とか、そういう女のドロドロした話って、ちょっと好きではないのだけれども。

 

いや、好きかな。いや、どうだろ(笑)

その時の気分によるかな。

 

しかし、このお話は、なんていうか、主人公の小玉がスッキリしてるから、なんかあんまりドロドロしてないよね。

 

ドロドロになる部分のキャラクターも愛嬌があるし、なんなら小玉が「男前」なので、文林(皇帝)よりも、小玉のほうがモテてる気がするし(笑)

 

だから読みやすいのかな。

 

でも、ちゃんとなんていうんだろう、心情とかの表現がうまいよね。

出てくる人たちみんなの心のワビサビがうまく描かれているというか。

原作もきっと面白いんだけだろうなぁ、と思いながら、やっぱりコミック派なのであります(笑)



さてさて。このお話には、ものすごくたくさんの登場人物が出てきます。

男性も女性も、そして宦官もたっくさん。

 

もちろん、悪役も出てきますが、なんだろう。あんまり憎めないんだよね。

悪い役を悪く書ききれない人たちなのかもしれない。原作者さんと漫画家さん。

そんな気がする。

 

でもそれって、個人的な見解だけれども、本当に「いい人」たちだからなんだろうなぁ、と思ったり。

 

話それたけど、物語は結構壮大でもあります。

本当にこの人たち、いたのかもしれない、と思うぐらい、設定がしっかりしてるんだろうなぁ。

そう思わせるって、本当すごいことだと思います。

 

関係ないけれど。

個人的に大好きなのは、沈賢恭💕

宦官の一人なのですが、昔は小玉の上司でした。

 

おじ様、好き💕✨

 

個人的な見解でいうと、きっとこの人も小玉のこと、好きなんだろうなぁと、……思いたい!

もしくは、親のような気持ちで小玉を見ていてほしい。

 

文林(皇帝)も、小玉から直接、初恋の相手が賢恭だと聞いていて、ことあるごとにプチ嫉妬しているのですが、実力は認めているようで。

 

このあたりの、曖昧な感じの三角関係好きだな(笑)

 

 

さて、来月には11巻が出ます。

楽しみ、楽しみ♪

 

また新刊が出たら、感想をアップする予定です。