さつきの偏り語り

とある書店員の好きな本を適当に呟くブログです。

拝啓、「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ

どうも、さつきです。

なんだかバソコンがぶっ壊れて悲しい目にあっていました。

まぁ、もともと中古だったから、仕方ない(笑)

 

さっそく新しい「新品」のパソコンを購入しました✨

よーし、また頑張るぞ!

 

さて、今日の一冊です。

 

いつものように、店内をぐるぐるしていて、ふと、棚の隅っこにあったこの本に気付きました。

何とも言えない雰囲気の背表紙の文字。とってみると、なんか私の好きな絵柄。

帯の文句も面白そう!

即、購入した一冊です✨

 

 

◆拝啓、「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ

原作/八色鈴 漫画/由姫ゆきこ

 

拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ 1 (ガルドコミックス) [ 由姫ゆきこ ]

 

◆あらすじ

これは悲恋の結末から二人で歩み直す救済の物語

病弱で引っ込み思案な王女リデルは、才覚に溢れた騎士オスカーに恋をし晴れて夫婦となる。
しかし、偶然この結婚はオスカーが望んでいない婚姻と知ってしまい、希望に満ちていたはずの夫婦生活は空回り、二人の心はすれ違っていく。
そして、追い打ちをかけるように悲劇がリデルを襲い、命を落としてしまう。
だが、二人の物語はそこで終わりにならなかった――。
“はずれ姫"と蔑まれた元王女と“氷の騎士"と謳われた青年伯爵。
これは、不器用な二人が時を越えて紡ぐ、恋の物語。

拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ 1 (ガルドコミックス)  より

 

◆感想

 

まずね、ここのところ読んでいた転生モノや過去帰りモノとは、ちょっとまた違った角度から来てるなぁ、と。

 

転生モノって、現代の娘さんが、事故かなんかで亡くなった拍子に異世界に迷いこんで……ってパターンでしょ?

 

過去帰りモノは、主人公が処刑されるかなんかして、「もう一度やり直せたら!」とか願った瞬間、数年前に戻ってるやつでしょ?

 

でも、このお話は違います

 

確かに主人公の王女リデルは、亡くなります。

そして生まれ変わります。

生まれ変わったのは、フォーリンゲン子爵夫妻の娘・ジュリエットとして。

それも、幼いころに高熱で亡くなりかけていたジュリエットの魂が、リデルの魂に呼び掛けて、代わりに体に入った、みたいな形かな。

 

で、16歳になるまでその女の子の記憶で生きていたんですが、昔住んでいた屋敷の前を通りかかったときに、リデルであったときの記憶が呼び覚まされるのです。

 

つまりつまりですよ。

リデルが生まれ変わってから、まだ12年しか経っていないということ。

リデルの夫だった氷の騎士、アッシェン伯オスカーもまだ生きているし、育ててやれなかった娘・エミリアも生きているということ。

 

すごい(笑) 転生ものの変わり種がキターって思いました(笑)

 

いや、もしかしたら数多くの転生モノのお話の中には、こういう設定もあるのかもしれません。でも、私は知らなかったんです。

 

なので、とても、新鮮

 

そんなリデルは、ある日、エミリアの12歳の誕生日パーティーに出席しないといけなくなりました。

 

そこで、なんと娘のエミリアと出会ってしまい、気に入られてしまい、友達扱いされるはめに。

 

どんな心境なの!?

自分の娘と年のころはほぼ同じだから、友達はおかしくないんだけど。

でも、どんな心境なのよっ!(笑)

 

ただ、生前のリデルは様々な悲しい事情からエミリアを育ててやれなかったので、冷静に考えたら幸せなのかな。

 

一巻はラスト、いよいよ愛しかったオスカーとの再会?しようかというところで終わってます。

 

リデルはオスカーに対しても、確かに愛していたのだけれども、悲しい思い出しか残っていないので、複雑だろうな。

 

それに、オスカーとジュリエットだと、結構な年の差だよね(笑)

どうなるんだろ。

 

めっちゃ気になる!!

 

これ、二巻はいつ出るのかな。

いや、原作を読めばいいって話なんだけど、うーん。

小説は読むのに時間がかかるから、できればコミックで読みたい。

 

うわあああ、久々にこんなに続きの気になるお話に出会ってしまった(笑)

個人的に、「アタリ」なお話に出会えたのではないかと、楽しみな気分です。