スケバン刑事
どうも、さつきです。
今日はまた、とても古い作品のご紹介となります。
と言いますのも、いよいよ、始まりました。
1つは、あの名作「スケバン刑事」を完全に令和版にしたお話と、もう1つはとある女子高生があの「スケバン刑事」の時代にタイムスリップして……なお話。
なんと同時二本も!
今はどうだろう。まだやってるのかしら。
でもなんで今? なんかあるのかしら。スケバン刑事関係で。
確かに原作者の和田慎二先生の誕生日はもうすぐだけど。(それはたぶん関係ない)
どちらにしろ。どちらを読むにしろ。
本家の「スケバン刑事」を読まずして読んではならないと、過去、熱烈な「スケバン刑事」ファンだったワタクシが語らせていただきます。
◆『スケバン刑事』
漫画/和田慎二
スケバン刑事 (1-22巻 全巻)/送料無料/ 【中古】 全巻セット
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◆あらすじ
スケバンと呼ばれていた少女・麻宮サキ。別名、ヨーヨーのサキは、とある少年鑑別所に入れられていた。
そんなサキの元に、黒メガネと呼ばれる警察のお偉いさんがやってきて、サキの実の母親の刑期を短くするかわりに、「スケバン刑事」として学校に入り、警察の手が届かない学校内での罪をあばけと提案する。
母からは酷く疎まれているものの、母親だからという理由で慕っているサキは、苦渋の決断でそれを受ける。
ここに「スケバン刑事」が誕生。
得意のヨーヨーを改造したものを警察から渡される。そこには桜の代紋が施されていた。
以降、サキは数々の難事件を解決に向かわせる。
その様々で出会った仲間との繋がりや別れを繰り返し、サキの人生において欠かせない存在、神恭一郎との出会いも……。
ラストは涙なしには見られません。
◆感想
私ね。これを読んだの、小学生の頃だったのね。
なけなしのお小遣いを貯めて、全巻を買いそろえたの覚えてる。
今は、書棚の関係で、文庫版に縮小して持ってるけど、今思えば、コミック版、手放すんじゃなかったな……(しみじみ)
でね、初めてこのお話を読んだ時、本当号泣しちゃって。
泣いて泣いて泣いて泣いて泣きまくったの覚えてます。
なんだろう。ラストがラストっていうのもあるんだけど、きっと小学生の頃はそれで泣いたんだな。
で、大人になって読み返すわけですよ。するとね。今度はサキの背負っていたものや、様々な思いなどに感化されて、これまた号泣。
もうなんなの、この作品。本当にね、泣けるのですよ。ただ怖いだけのお話じゃないのよ(小学説の頃は怖かった(笑))
サキの周りに登場する人物たちも、なかなかに色濃い。
まず、サキの人生において欠かせない存在、神恭一郎。和田先生の他の作品にもちょくちょく出てきていた私立探偵です。
彼もまた壮絶な過去を持っていて、スケバン刑事の物語の中で明かされていきます。
そして野分三平。サキのことを慕い、先に恋焦がれる三平ですが、なんかもう切ないのよ、この子も!
将来的にはサキの実の妹と結婚するのですが……そこから先もなんかもう。
うええん。
あとは、沼重三。サキの高校の先生で、一番最初にサキを少年鑑別所に放り込んだ人物です。しかし、2人はすぐに信頼関係を結んでいき、物語の最期までサキの良き理解者として先生はいてくれます。
ああ、他にも、他にも、たくさんたくさん、いろんな人が現れます。
皆紹介したいけど、ブログごときでは無理っ!
本当ぜひ、読んでいただきたい。
◆メディア化
「スケバン刑事」、三回メディア化されていますね。
初代「スケバン刑事」
主演・斉藤由貴
二代目「スケバン刑事」
主演・南野陽子
三代目「スケバン刑事」
主演・浅香唯
有名なのは、二代目と三代目ではないかしら。
でもワタクシはちゃんと初代から見てますのよ。リアイルタイムで。
むしろ見なかったのは三代目。
だって、全然話が違うやん(T_T)
私は現実よりな実写版が好きなので、どうにも当初から三代目は無理だったぽいです。
いや、二代目も話違うやん……なところありましたが、こちらはストーリー自体も面白かったし、適役がコミックにも出てきた組織というかね。そういうのだったのでかろうじてね。
初代は人気まったくなかったけど、原作に忠実なお話だったように思います。
神さんの髪の毛が短くて、なんか幼心にがっかりしたのを覚えてますが(笑)
そうそう。二代目は映画化もされましたね。(三代目もされのかな?)
その二代目の映画の途中、原作の和田慎二先生もちょこっと出演されているのは、皆さんご存知だったでしょうか。
探してみるのも一興(笑)
◆最後に
とにかくね。新しいお話が始まるということで。
原作の和田先生は数年前に亡くなられていますから、この新しいお話が開始されるのをどう思っているのかわかりませんが、若い人達にもまた読んでもらえるきっかけになればいいな、と思いました。
本当に読んで欲しいのよぅ!
そして泣いてほしい。ラスト、号泣してほしいので、ハンカチ持って読んでください(笑)