何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?
どうも。さつきです。
なんといいますかね。書店勤めなんてしてますとね。
ついつい、本を買ってしまうわけですよ。
そんなわけで、昨日も一冊、前から気になってはいたけど、ハズレだったらヤだなぁ、とか思いながら、いやでも、やっぱり一回読んでみないとわかんなくない?
というわけで、購入したのが、こちら。
何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?(1) (ヤンマガKCスペシャル) [ 藤本 ケンシ ]
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「何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?」
原作/井出圭亮 漫画/藤本ケンシ
まずね。こちら講談社さんのコミックなので、ガッチガチにビニールでコーティングされてるわけですよ。最初からね。なので、中身は一切覗けないわけです。(当店では、裸のコミックに、よくある腹巻状態にビニールを巻き付けます)
なので本当、講談社の本は何も知らずに買うには勇気がいる(ハアハア)
で、何が気になって仕方がなかったかっていうと、裏表紙の信長の表情ね(笑) あとセリフとね。
「いや、これ。……めちゃくちゃ面白いんじゃない?」
って、思いまして。
あとね……って、いや、これはもう見ていただきましょう。
これっ。これですっ!
いやほんと。めちゃくちゃ面白そうじゃなあい?
それで、今日思い切って買ってみました✨
さて。購入前の作品に対するイメージは、ギャグ漫画かな、と。
で、笑えたらいいやぁってぐらいの期待度だったんですが。
うはは。
良い意味で期待裏切られたーーー✨
え、え、面白いんですが。なんていうか、原作の方。井出さんとやら、きっととても歴史が好きなんだと思う。しかも、この時代。
ググッてみたら、長宗我部元親殿の漫画を描かれていたようです。
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なに。これも面白そう。ちょっと読んでみたい✨
ちなみに漫画家さんの藤本ケンシさんは、新人さんなのかな?
ググってみても、この本能寺がコミックデビュー作のような気がする。
ストーリーもかなり面白いけど、絵もかなりいいんですよね。
超真面目に時代モノとか描かれたら描かれたで、すごく良い作品も作れそうな気がします。
面白いと超マジメを描き分けられる漫画家さんは、とても尊敬します。素晴らしい!
そして男性は男性で、女性は女性なんですよ(意味不明?)
いや、そういうことなんです。男は男にしか見えず、女は女にしか見えないのよ。
伝わるかしら、言いたいこと。伝わるといいな💦
では。遅くなりましたが、ざっとあらすじです。
天正十年 京都 本能寺。
かの有名な、戦国武将・織田信長が、この本能寺にて討たれました。
討ったのは家臣・明智光秀。
昨年の大河ドラマでは、随分と光秀の株があがりましたね。
いや、私も実は幼い頃から、なんていうか、秀吉ってうさんくさいって思ってて、光秀ってガラシャの父ちゃんだしな、とかよくわからん理由で「いい人」なんじゃないかって思ってたのよ。
実際は、本当に生真面目でいい人だったんだと思う。
そんなイメージの光秀が、このコミックにもいました。
『きんかん頭』はずいぶんとリアルに表現されてましたが(笑)
とにかく、本能寺にて信長は死ぬわけです。
しかし、死んだ直後、信長は『ケダモノ』(笑)と出会います。
『ケダモノ』は言います。
「お前に天下は取れない」
と。
だけど、
「やりなおし、させてやる」
驚いてる信長を、『ケダモノ』は七年前の、とある会議中にタイムスリップさせるわけです。
さあて。ここから、天下の織田信長が、なんとか本能寺で死なない方法を模索するタイムスリップのループが始まります。
これがね、テンポよくて気持ちいいのよ(笑)
とある1つのポイントを見つけるまで、もう何度も何度も本能寺を繰り返すの。
その都度、回を重ねるたびに悲壮感増す蘭丸にも注目です(笑)
とあるポイントを見つけ、信長はやっと少しだけ自分の『時間』を進めることができたのですが、ここでもまたとある難所を抱え、自ら本能寺までの時間をスリップします。
すると。そこで待ち受けていたのは……。
いや、意外性を楽しんでもらたいので、ポイントポイントの感想を避けましたが。
歴史好きの人とかにも読んでもらいたいです。
きちんと歴史が好きな人が考えたストーリーですから、なんといいますか、基盤がしっかりしてるので、余計にこの先がどうなるのか楽しみになると思います。
いやしかし、面白い話を思いつくよね。その才能が羨ましい✨
二巻は2021年五月発売予定。
おかげで楽しみが増えたわい✨